【2019年最新版】アメリカレンタカーで必ず入るべき保険とそうでない保険

アメリカ生活
  • アメリカでレンタカーを借りる際にどんな保険に入ればいいの?
  • 保険の種類はどんなものがあるの?
  • 費用はどれくらいなの?

アメリカでレンタカーをレンタルする時はもちろん保険に入る事が必須です。

インターネットで予約時にも選択できますし、窓口で保険のオプション購入も必ず聞かれます。

レンタカー会社によっては、既に全て加入する事になっていて、タッチパネルでチェックボタンを解除するようになっているような会社もあります。

慣れていないと、必要のない保険までまとめて「フルカバー」というセールスで押し売りされることもあります。

今回は、アメリカのレンタカーで必要な保険とそうでない保険をしっかりとご説明しますね!

※注意 このブログは日本から旅行でアメリカへ行くときの情報です。アメリカ在住で自動車保険に入っている場合はレンタカーも適用されることが多いのでこちらをご覧ください。

本記事の内容
・アメリカでレンタカーを借りる時に入るべき保険について説明します
・その他の保険についてもご紹介します。
・それぞれの保険の費用についても案内します

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アメリカのレンタカーで入るべき保険は2つだけ

アメリカのレンタカーで入るべき保険は2つだけ

いきなり結論となってしまいますが、アメリカのレンタカーで入るべき保険は2つだけ大丈夫です。

入るべき保険はこれだ

1、追加自動車損害賠償保険 (SLI/LIS)
2、車両損害補償制度 (LDW/CDW)

この2つの保険に加入する事で、アメリカで最高クラスの「対人・対物・車両ダメージ」をカバーする事ができます。

各レンタカー会社でそれぞれ違った呼び名を使用しますので注意しましょう!

それでは「この2つがどんな保険なのか?」を分かり易く説明します。

1、追加自動車損害賠償保険 (SLI/LIS)

追加自動車損害賠償保険 (SLI/LIS)

レンタカー会社が最低限付保している自動車保険の補償限度額を引き上げる保険です。

基本的にレンタカー会社はいわゆる強制保険である自動車損害賠償保険(LP)に 加入しています。

但し注意が必要なのはこの保険は州によって法律で決められている最低限の保険である事と、レンタカー会社・州によっては付保していない場合もあります。

これを100%完全にクリアするために、追加自動車損害賠償保険(SLI/LIS)に加入します。

SLI/LISに加入することで、対人・対物の補償を受けられ、補償限度額が$1,000,000(約1億円)となります。(カリフォルニア州、フロリダ州は$2,000,000)

また、無保険者または保険補償額が十分でない相手と事故になった場合も合わせてカバーされるようになります。

重要なポイントは、「強制保険だけでは足りない点」と「州によっては強制保険が適用されない場合がある点」です。

費用は1日当たり$15~$20程度です。

これは必ず加入するようにしておきましょう。

ほとんどのレンタカー会社は、 SLI(Supplemental Liability Insurance)と呼んでいます。

大手ではハーツ(Hertz)だけ、LIS(Liability Insurance Supplement)と言います。

いずれも、「追加の自己責任の保険」という意味合いになります。

2、車両損害補償 (LDW/CDW)

車両損害補償 (LDW/CDW)

事故などで車にダメージを与えたり車の盗難に遭った時など、レンタカーに何らかの損害が発生した場合に、 レンタカーの車両本体 の損害を100%全額補償してくれる保険です。

要するに「レンタカーの車両本体にどんな損害が発生しても全てレンタカー会社の責任で処理します」という補償内容です。

注意する点は、「飲酒運転」や「鍵の放置」など、悪質であったり重大な過失がある場合は補償されない事があります。

また天災も対象外となります。

レンタカー会社としては、車の損害だけでなく利益機会損失や、車両価値減少についても損害が発生するので、これに加入しないと単純なダメージの損害だけでなく、利益機会損失や車両価値損失も請求される場合があります。

実はこのLDW/CDWは保険ではなく、レンタカー会社が「リスクを買う」という考えで成り立っています。

ですから、レンタカーは保険会社に車両保険をかけるのではなく、レンタカー会社の社内だけで処理する事になります。

ですからLDW( Loss Damage Waiver )の「ダメージ損害放棄」とか、CDW ( Collision Damage Waiver )の「衝突ダメージ放棄」なんていう名前なんですね。

重要なポイントは、レンタカーの車両本体に対する全ての損害を補償してくれる事。

旅行者にとっては大きな安心につながります。

費用は、 1日当たり$20~$30となります。

3、追加自動車損害賠償保険(SLI/LIS) と車両損害補償(LDW/CDW)の呼び名

この2つの保険は、レンタカー会社によって呼び名が微妙に変わりますので、主要なレンタカー会社での呼び方を紹介しておきます、

1、追加自動車損害賠償保険 (SLI/LIS)

・Hertz(ハーツ)     Liability Insurance Supplement (LIS)
・DOLLAR(ダラー)   Supplemental Liability Insurance(SLI)
・Alamo(アラモ)    Supplemental Liability Insurance(SLI)
・AVIS(エイビス)     Additional Liability Insurance (ALI)
・Budget(バジェット)  Supplemental Liability Insurance(SLI)
・National(ナショナル) Supplemental Liability Insurance(SLI)
・Payless(ペイレス)   Supplemental Liability Insurance(SLI)
・Enterprise(エンタープライズ) Supplemental Liability Protection (SLP)

2、車両損害補償 (LDW/CDW)

・Hertz(ハーツ) Loss Damage Waiver (LDW)
・DOLLAR(ダラー) Loss Damage Waiver (LDW)
・Alamo(アラモ) Collision Damage Waiver (CDW)
・AVIS(エイビス) Loss Damage Waiver (LDW)
・Budget(バジェット) Loss Damage Waiver (LDW)
・National(ナショナル) Loss Damage Waiver (LDW)
・Payless(ペイレス) Loss Damage Waiver (LDW)
・Enterprise(エンタープライズ) Damage Waiver (DW)

その他の保険について(入らなくてもよい保険)

その他の保険について(入らなくてもよい保険)

これからご紹介する保険は、基本的には加入しなくてもよい保険です。

なぜかというと「運転手や同乗者」に対する保険だからです。

日本からの旅行で来られる場合は「海外旅行保険」を購入しますよね?

これらの保険は、全て海外旅行保険でカバーされる内容ですので二重で保険をかけないように気をつけましょう。

海外旅行保険を付保していない方は考慮の余地はありますが、レンタカーに保険をかけるよりは海外旅行保険の方が完全にお買い得です。

レンタカー会社の中には「ベーシックプラン」「フルカバープラン」というように、これらの保険保険を組み合わせている場合もあります。

その場合はLDWとSLIが含まれている保険を選びましょう。

おそらく、ベーシックプランのようなプランに含まれているはずです。

それでは「加入しなくてもよい保険」をご紹介します。

1、搭乗者障害保険 Personal Accident Insurance(PAI)

契約者や同乗者が負傷した場合の補償となります。

次のPECとセットで入る保険で、加入費用は1日当たり$5~$10程度です。

死亡で$200,000(2千万円)、治療で$2,500(30万円)程度と、補償も多くありませんので基本的に入る必要が無い保険です。

2、携行品保険 Personal Effects Coverage(PEC)

持ち物の盗難を補償する保険でとなります。

PAIとセットで入る保険で、加入費用は 1日当たり $5~$10程度です。

1人当たり$600程度の補償で1日5ドルの費用対効果はかなり低いです。

こちらも基本的に入る必要が無い保険です。

3、緊急医療(海外傷害)保険 Emergency Sickness Protection(ESP)

契約者(運転者)または同乗者が、事故以外の病気を発症した場合にの医療費を負担する保険です。

補償限度額は$10,000となり上限$100まで自己負担となります。(Hertzの場合)

加入費用は 1日当たり $5程度です。

追加でつけるとすれば「ロードアシスタントサービス」

追加でつけるとすれば「ロードアシスタントサービス」

保険ではありませんが、あえてつけるとするなら「ロードアシスタントサービス」でしょうか。

「パンク」や「鍵の閉じ込め」、「バッテリーの上がり」など、自分の過失に対するロードサービスが無料になります。

レッカーには料金が別途かかるようで、レンタカー会社のホットラインで手配をしてもらえますが、後で請求される事となります。

「過失」は自分で防げる可能性が高いので、保険に入っておくというのはもったいないと感じます。

1日当たり$5~$10程度でオプションがつけられると思います。

アメリカレンタカーの入るべき保険とそうでない保険・まとめ

アメリカレンタカーの入るべき保険とそうでない保険・まとめ

・アメリカのレンタカーで入るべき保険は2つだけ
・2つでアメリカで最高クラスの「対人・対物・車両ダメージ」をカバー
・その他の保険は「運転手や同乗者」に対する保険なので必要なし
・海外旅行者保険と内容が重複するので無駄にしないようにしよう
・あえていれば「ロードサービス」だけど個人的には必要ない

アメリカでレンタカーを借りる際は、

1、追加自動車損害賠償保険 (SLI/LIS)
2、車両損害補償制度 (LDW/CDW)

に必ず加入しましょう!

逆にこれだけ加入しておけば、問題ありませんのでリーズナブルに安心して旅行を楽しみましょう!

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