- アメリカ(カナダ)のキャンピングカー旅行で当て逃げに遭ってしまった(被害者)
- アメリカ(カナダ)のキャンピングカー旅行で自分のキャンピングカーにダメージを与えてしまった
- レンタカー会社や警察へはどのように説明をすればよい?
どんな時でも事故は起こしたくないですね。
でも、人が運転をしている以上事故というものは起こってしまうものです。
今回は、アメリカ(カナダ)のキャンピングカー旅行で、自損や当て逃げなど、キャンピングカーにダメージが起きた際、やっておくべき事やダメージ後にどのような手順で処理が終わるのかを、経験談を交えてご説明したいと思います。
アメリカに9年住んでいて何度もキャンピングカーで旅行をしてるので、ぜひ参考にしてください!
本記事の内容
・当て逃げに遭った時に警察への連絡方法をご紹介します
・相手がいない自損事故の場合の対処方法をご紹介します
・発生から処理終了までの流れを経験交えてご紹介します
初のキャンピングカー旅行で当て逃げされてしましました

僕は、初めてのキャンピングカー旅行中に当て逃げに遭ったことがあります。
初めてのキャンピングカー旅行に選んだ土地はカナダでした。
カナディアンロッキーの大自然を満喫しようと、4泊5日緊張とワクワクの旅行でした。
事件が起こったのは3日目の夕方です。
Jasperというカナディアンロッキーの町で道端の側道に停める事ができる無料の駐車場があって、そこに車を停めてJasperの町を観光していました。
時間にして1時間半くらい。
街を満喫してキャンプ場へ帰ろうと駐車場に戻ったところ、キャンピングカーの脇に何やら鏡のようなものが落ちていました。
何だろうと思って近づいてみると、なんと僕が借りているキャンピングカーのサイドミラーではありませんか!

帰って今日はカレーだっ!!
と、張り切っていた気分は一気に無くなってしまい、少しの間茫然。
この先の旅行を含めてどうなるのかが不安になりましたが、2次災害だけは起こさないようにと気合を入れました。
ここから警察やレンタル会社とのやり取りと、キャンピングカーの応急処置などが始まります。
当て逃げに遭ったら警察へ届けておこう
日本でもそうですが、当て逃げはなかなか犯人が見つけられません。
カナダで旅行者なので、犯人を見つけて弁償させるなんて事は、ほどんど不可能に近いです。
ですが、何か事故が起こった場合は被害者であっても警察へ届けておいた方が無難です。
特に、キャンピングカーはレンタル会社の所有物です。
自分が当て逃げをされた被害者だという事を、証明する方法としても警察に届ける事をしてください。
その方がレンタル会社も処理がしやすくなります。
今回の場合は、夜の7時30分頃でした。
幸い、駐車した目の前がガソリンスタンドで、その店員さんへJasper警察の電話番号を聞いて電話をかけました。
英語に自信がない方は、近くの人に電話してもらうなどして助けてもらいましょう。
困っている時は、必ず誰が助けてくれますよ。
アメリカやカナダでは日本の119のように、緊急時「911」へ電話しますが、今回は緊急性が無いので、地元の警察へ電話をしました。
30分くらいで警察が来てくれて、やる事は書類に自己の記録を書いてもらうだけなので、内容を確認してサインして終わりでした。
運転手の控えをもらい、警察とのやり取りは終了です。

電話では結構嫌々っぽい感じでしたが、来てくれた女性の警察官は優しく大変だったねーと声をかけてくれました。
最後にブラブラになった鏡をどうしようと悩んでいたら、ナイフを持って豪快に配線を切ってくれました。
荒療治ができない日本人に、どうせ壊れているんだからと言わんばかりの豪快さでした。
相手がいない自損の場合はどうするの?
類似の事故としては、自分の不注意で道路でキャンピングカーをこすったり、ぶつけたりしてしまった場合はどうしたら様でしょうか。
基本的に、ぶつけたものがにダメージが無ければ警察を呼ぶ必要はありません。
ただ、公共物や他人の所有物にダメージを与えてしまった場合は、必ず警察に届けておきましょう。
保険も入っているはずでしょうから、後で大きな問題になるよりは警察へ届けておいて処理してもらう事が大切です。
警察への連絡が当て逃げと同じです。
こちらが加害者となりますので、しっかりと申告をしておきましょう。
参考までに、キャンピングカーの保険についてはSLI保険という追加の保険に入っておきましょう。
これに入っておけば、重大な事故での損害が無い限りしっかりカバーができます。
キャンプ場でレンタル会社へ報告と相談
事件の現場からキャンピングカーで移動する訳ですが、運転席側のサイドミラーが無いというのは恐怖でした。
普通の車ではなく、キャンピングカーなのでのぞき込んでも、横の車線の車は全く見えないのです。
左ハンドルなので、左車線への車線移動は全くできない状況でした。
何とかキャンプ場へ到着して、ここからまずはレンタル会社へ連絡です。
結論から言うと、自分の判断でこのような結論となりました。
「応急処置をして旅行続行する」
レンタル会社への連絡は24時間のホットラインがありました。
アメリカが本社のレンタル会社なので、繋がった先はアメリカのコールセンター。
コールセンターの方から案内されたのはこんな情報です。
・カルガリーのレンタルした会社まで戻して修理してください。
・$1000までは自己免責でお客様負担なので、FORDのディーラーで直してもらう方法もあり。
この2択から迫られたので、旅行を終えてからレンタル会社へ戻す事で話をしました。
Jasperという町は、カナディアンロッキーの奥にあるので、そこからまっすぐ帰っても6-7時間かかります。
ディーラーもカルガリーにしかないようで、旅行が終わってしまいます。
結局、予定通り返すことで話をして終了です。
キャンプ場で応急処置
サイドミラーが無ければ旅は絶対にできません。
しかし、Jasperの町には修理屋や車用品の店があるように思えませんでした。
結果的には、割れたサイドミラーをテープでグルグル巻きにしてつけて、割れた鏡の隙間で脇の車を見ようという事になりました。

キャンプ場のスタッフがとてもいい人で、Duckテープという頑丈なテープと透明のテープを貸してくれたので、グルグル巻きのサイドミラーが何とか完成できました。
2次災害として、サイドミラーが吹っ飛んでしまい、他の車を傷つける事だけは避けたかったので、がっちりと巻きまくりました。
キャンプ場のスタッフに本当に感謝です。
運転はやはり怖いですが、有るのと無いのとでは安心感がまるで違いました。
「ぼやーっ」と車が見えるので、最後は慣れるまでになりました。
レンタル会社での返却時に修理代を払う
本当に、無事に旅行を完走できた事で満足でした!
レンタル会社での返却時に事情を説明するも、びっくりする事に事故の事実が伝わっていない。
さすがアメリカの会社です。
サイドミラーの破損などよくある事なのか、全く意に介さずでしたね。
レンタル会社ではリストのようなものがあって、どんなダメージはどんな請求額なのかと分かるようになっていました。
今回は、ミラーの破損だけでなく、サイドミラーのアームもダメージがありました。
しっかりと、修理の人件費まで請求されて、392.76カナダドルをお支払いして完了です。

最後になりますが、皆さんキャンピングカーを駐車する時は、必ずサイドミラーを閉じておきましょうね。
実は、キャンピングカーを借りる時に注意点のビデオを見るのですが、しっかりと閉じましょうと流れていたのを思い出しました。
キャンピングカーの旅は、経験と感動の旅となります。
皆さんもぜひ一度体験してみてください!!
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