【アメリカのプリスクール】2歳からの経験を科学的に考えてみます

【アメリカのプリスクール】2歳からの経験を科学的に考えてみます子育て

・2歳から学ぶことは科学的にはどう考えられているの?
・データとかがあったりしますか?
・アメリカでプリスクールの2歳から入れる効果はあるの?

アメリカでは満2歳の時点からプリスクールへ入れる機会が多くなってきます。

アメリカは9月が新学期なので、2歳の9月から3歳の5月までが2歳児のプリスクールとなります。

以前に2歳からプリスクールへ入れる是非について経験と共に記事にしました。

ここで2歳時の経験が科学的にどのように影響するのかという事を今回は考えてみたいと思います。

本記事の内容
・2歳から学ぶという事について科学的考えます
・脳科学的な具体的なデータを引用します
・2歳でアメリカのプリスクールに入れる効果を総括します

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【アメリカのプリスクール】2歳からの経験を科学的に考えてみます

【アメリカのプリスクール】2歳からの経験を科学的に考えてみます

今回は脳科学などを専門に研究されている、日本の医師でお茶の水女子大学名誉教授でもある榊原洋一先生の講話から引用させて頂き、自分の体験と合わせてご紹介したいと思います。

シナプスの数は1歳半から2歳頃にピークとなる

シナプスとは、神経の細胞と細胞がくっつく部分で情報を伝達するための中継役です。

要するに「人間の記憶」をつかさどる重要な細胞です。

この「シナプス」はなんと1歳半から2歳頃に数のピークを迎えます。

人生で一番「シナプス」の量が多くなるのがこの時期なのです。

その後に、回路が完成する為に数が整理されていきます。

脳の中の構造として分かっている事実としてとても興味深いですね。

この時期にどうすればよいかという回答は現代でも見つけられないようですが、幼児期の生活や活動がこの「シナプス」の形成に関係する事は間違いありませんね。

特に乳幼児期において、発達の過程は非常に重要です。
例えば脳内のシナプスの数が非常に増えて、大体1歳半から2歳頃にピークになります。
その後刈り込み、シナプスの選択が起こって、回路が完成していく時期にあたります。
これは、脳の中の構造で分かっているわけです。
この様な時期に、どのような環境で、子どもがどういう刺激を受けて育てばいいのかについては、実証的なデータはまだあまり無いのが現状だと思います。

日本赤ちゃん学会サイト

周りの環境が脳へ大きな影響を及ぼす

ネズミを使った研究の中で、豊かな環境で育った方が良い成績を残す事が実験とデータから証明されています。

この「豊かな」という表現は「たくさん」という意味で、貧富の豊かではありません。

どちらかというと複雑な環境という意味合いが強く考える事がたくさんある環境の方が、考える力や解決策を見つける力がつくようです。

人間とネズミでは比較の対象となるのかは分かりませんが、「脳科学」の観点では脳の発達に影響を与えていると言えます。

我が家でもこれは納得です。

プリスクールに入れてからの息子は、プリスクールでの経験を実践していました。

知らなければやれることも限られていたと思います。

子どものラットを使って、豊かな環境、普通の環境、非常にisolateされた環境、これらの中で脳の発達に違いが出ることが分かっています。
この説に対してはいくつか批判がありますし、ラットと子どもを直接比較することはできませんが、環境が実は脳自身に大きな影響を与えうることの一つの間接的な証拠と考えられています。
グラフは、神経細胞の樹状突起の枝分かれの数が出ています。
豊かな環境(より複雑な環境)で育ったラットのほうが枝分かれも多い、当然シナプスの結合もいいといわれています。
さらにこういうラットの行動を研究すると、例えば迷路実験などをやりますと、より複雑な環境で育ったねずみの方が、よりいい成績を示すということもはっきり分かっています。
これが人間の子どもに直接当てはまるかどうか分かりませんが、環境が子どもの脳の発達に大きい影響を与える事はまず間違いないところだと思います。

日本赤ちゃん学会サイト

【アメリカのプリスクール】 脳科学的な具体的なデータ

 【アメリカのプリスクール】 脳科学的な具体的なデータ

これら2つのデータはグラフとして発表されています。

シナプスの数についてはグラフでは生後8か月がピークとされていますが、2歳以降に急激に数が減る事実を見ると、個人差も含めて1~2歳は最大期と言っても良いと思います。

引用:日経BP社

周りの環境が脳へ大きな影響については、ネズミの実験の様子がこちらで①単純な環境②普通環境③おもちゃやネズミの数が多い豊富な環境に分けた様子です。

引用:日本財団図書館

こちらは、神経の数と神経の枝分かれ数についてのグラフです。

グラフは神経の数、枝分かれの回数共に豊かな環境で育つ場合に多くなるという事が分かります。

引用:日本財団図書館

アメリカでプリスクールの2歳から入れる効果はあるの?

アメリカでプリスクールの2歳から入れる効果はあるの?

・記憶をつかさどるシナプスは1~2歳で最大数となる
・周囲に複雑で豊かな環境であると考える力が身につく

今回の情報から言える事は「2歳」時点の環境が重要だという事です。

ですから豊かな環境が保てるのであれば、2歳の時点で外に出して社会性を身につける必要はないかもしれません。

例えば祖父母や兄弟、親類のいとこなどに囲まれて、豊富な環境で育てる事ができれば問題ありませんね。

おそらく海外で子供を連れて滞在す家族は、周りに親や兄弟姉妹がいない環境となっていると思います。

その意味では2歳からプリスクールへ入れて広い世界に環境を置いてあげる事は、子供の為になると言えます。

その他にも、日本人のコミュニティや地元のコミュニティに積極的に参加したりすることで「豊かな環境」は作ってあげる事ができると思います。

お母さんやお父さんにも結構な負担になりますが、お子さんの成長を期待して2歳から「豊かな環境」を作ってあげましょう!

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