- クレイグリスト(Craigslist)とは何?
- 帰任時に家具など持ち帰れないものを高く売りたい!
- 英語でのやりとりが必要?
アメリカで留学や駐在などで滞在している方は多くの場合、5年以内にその場所から引っ越しすることになると思います。
僕はアメリカからの帰国を2回経験していて、遅かれ早かれ3回目を経験することとなります。
アメリカに長い期間住めば住むほど,日本より広くて大きな部屋にはいろいろなものが増えていきます。
日本へ持って帰れる量はそんなに多くなく、大きな家財道具はほとんど処分をしなければなりません。
次に住んでくれる方が家族持ちや単身赴任など同じ境遇の人であれば、家財道具をそのまま引き継いでくれることもあります。
ですがそうでない場合は、引き取って処分してもらうか誰かに使ってもらうかのどちらかとなります。
もし買ってくれる人がいるのであればとても嬉しいですよね。
日本人コミュニティーのSNSやウェブサイトでも中古の売ります買いますという場所がありますが、今回はもう少し上手に高く売れるクラシファイドのウェブサイトをご紹介します。
本記事の内容
・クレイグリスト(Craigslist)とはどんなサイトかをご紹介します
・メールの返信や会話での英語についてご説明します
・サイトを使用する上での注意点を知る事ができます。
クレイグリスト(Craigslist)とは?使い方やメール・注意点
ここではクレイグリスト(Craigslist)と言うウェブサイトはどういうものなのかということを説明したいと思います。
クレイグズリストとはカリフォルニアに本社を置くクラシファイドのウェブサイトで、地域の小さな範囲で友達を見つけたり家の売買家のレンタル、不用品の売買等が行えるサイトです。
小さなコミュニティーの範囲でやりとりができるので、送料や時間差などは無くお互いに確認・交渉ができて売買や、貸し借りの成立が早くできます。
非常に単純なウェブサイトの作りをしていますが、なんと20億PV(ページビュー)という普通では考えられないようなウェブ訪問者を叩き出しています。
ちなみにPV(ページビュー)とは、ざっくり言うとウェブサイトを訪れてくれた人たちが画面を見た回数となります。
このサイトの非常に素晴らしい点は「仲介の費用等が一切発生しない」ことです。
日本の方が想像する「メルカリ」「イーベイ」「Yahoo!オークション」の場合は、売買が成立した際に売買代金の数%が手数料として発生しますよね。
そういった手数料が全く発生せずに、例えばベッドを200ドルで売って買いたい人がいれば自分の手元に200ドル残ることになります。
もう一つ日本の方にぜひこれを使ってほしいと言える理由は、皆さんが想像している以上に高い値段で流通しているという点です。
アメリカというのは、中古の品が日本の感覚よりもかなり高く売ることができます。
これには2つ理由があります。
1つは日本が中古と言うものに対して厳しく見過ぎている事。
そしてもう一つはアメリカの現地の人たちが中古と言うものに対して、「古い」とか「汚い」とか言う視点ではなく、「実際の物の価値」と言う概念で値段をつけるためです。
分かりやすい例を上げると、中古車です。
アメリカでは年代の古い車でも走行距離が短ければ高く買ってもらえます。
日本では10万キロを越えてくると買値がつきませんが、アメリカではそれでも100万円以上の価値がつく車があります。
それは、実際に使う人が長く使うことができればその人にとっては価値が高いためです。
結論を言うと、クレイグリスト(Craigslist)を使って英語対応で帰任するときにいろいろ売る事ができれば、それが1番効率の良い処分の方法だということです。
クレイグリスト(Craigslist)・メール返信と会話は英語?
一応日本語対応はありますが使っているほとんどの人が現地の人なので、全て英語でアップロードしたり相手との交渉や連絡も全て英語でする必要があります。
しかし最近はメールや携帯のテキストなどで手軽にやりとりが可能なので、話すのが苦手な方でもメールや携帯のテキストだけで簡単に売買を完結することができます。
ただし、できれば電話での対応もしっかりできるとより良い交渉ができます。
それはなぜかと言うとクレイグリスト(Craigslist)の場合、ものを買う方が圧倒的にリスクが高いので、買う側は偽物や不良品を売りつけられないようにウェブサイトの内容や対応でこの人は大丈夫と言う判断をするからです。
とは言えそんなに値段が高くないもの、例えば子供のおもちゃや庭掃除の道具など10ドル~50ドル位までの商品は、写真やコメントがしっかりしていれば何ら問題なく電話ができなくても売買が成立します。
ぜひ一度怖がらずに試してみると、結構いい英語の勉強になったりもしますよ。
クレイグリスト(Craigslist)・利用の注意点5つ
これだけ手軽で優秀なウェブサイトですが、手軽である故に注意しなければいけない点もたくさんあります。
まず大切なのは大きな事件に巻き込まれないような対応をすることです。クレイグリスト(Craigslist)を利用した犯罪と言うのは少なからず存在します。
具体的には脅迫や窃盗、暴行などです。
少し怖がらせるような書き方になってしまいますが、しっかりとこれから挙げる注意事項を守れば基本的には問題はありません。
そもそも大きな凶悪犯罪になるほどの高いものを売ったりするわけではありません。
ですからしっかりと注意をしていれば心配するような事はありません。
①ニックネームでやりとりをする
個人情報の1つである名前は基本的に開示する必要がありません。
少なくともメールアドレスや携帯番号は教えることになりますので、それ以上の個人情報は何に使われるか分からないので極力出さない方がよいです。
②品物の受け渡しを住んでいる家にすることを避ける
自宅の住所を知らせることも極力避けたいので、金額が成立して会う場所は自宅近くのマックやガソリンスタンドの駐車場などに指定するのが最適です。
スーパーなどあまり大きなところだと駐車場も大きいので探すのに苦労します。
家具の引き取りなどは仕方がありませんので、メールや電話の対応で相手が大丈夫を判断しましょう。
ちなみに、郵送などを指定してくる場合はかなりレアです。
詐欺に遭う可能性が高いのでやめた方が無難で、対面で売買をしましょう。
経験上、購入数する時に野球のチケットとかは郵送してもらった事がありますが、そのさいは「Pay Pal」で支払ったので、問題は置きませんでした。
※「Pay Pal」は詐欺の場合に支払いされない仕組みにできます。
③品物の受け渡しを明るい時間にする
特に自宅で引き渡さなければいけない時は、明るい時で周りの家に人がいるような時間がよいです。
遅い時間等に設定すると逆に相手も心配になるかもしれません。
通常の取引を望んでいる相手なら明るい時間に実際の商品を見てみたいでしょうし、お互いにとって明るい時間は良いことです。
④英語ができない感を出さない
現地の人の中でもメールや携帯のテキストだけで完結させる人もいます。
商品説明や交渉の中で「自分は英語が得意ではないのでメールでお願いします」とか「英語が上手ではありません」などと自分から言う必要は全くありません。
基本的に慣れていない人を陥れる傾向にありますので、毅然とした態度で交渉や会話をするように心がけましょう。
⑤必ず現金で取引してお釣りも用意しておく
クレイグズリストでは基本的に現金の取引が当たり前です。
それ以外の提案があっても断ったほうが無難です。
むしろ現金以外の提案をしてくる時点で怪しいので断ってもいいくらいの信頼度に下がります。
100歩譲って「マネーオーダー」とかなら分かりますが、よほど高価なものでなければ現金が鉄則です。
また小さな事ですが荷物を取りに来て支払いの時にお釣りがないと言って少ない金額を渡してくる人がいます。
ほとんどの場合はぴったり持っていたりするのですが、小銭を分けてもらおうとする人たちもいますので注意しましょう。
(番外編)高価なものを売るときは2名以上
1,000ドルを超えるようなものを売買しようとするときは必ず1人ではなく2人以上で対応するようにしましょう。
私は過去に2回5,000ドルと12,000ドルという取引をしましたが、最低でも2回以上会ってしかも現金で身分証明もお互いにして売買しました。
どちらも車です。
お金を受け取り引き渡すときにはかなり信頼関係が出来ていましたが、念のために2名で対応した方がよいですね。
このクラスになると、もう少し売買の知識が必要になりますので別の機会にお話ししようと思います。
クレイグリスト(Craigslist)の注意点など・まとめ
・クレイグリスト(Craigslist)は中古品が売れます
・使い方に注意すれば危険はありません
・5つの注意点を守って取引しましょう
・生の英語で交渉の練習ができます
・やってみると簡単です
クレイグリスト(Craigslist)には「売ります買います」以外にもいろいろな使い方があります。
仕事を探したり友達を探してたりすることもできます。
友達探しなどはウェブで調べる限り少し危険な気がしますが、会わない日本語を知りたいアメリカ人と会話をするような「Language Exchange」などは試してみる価値があるかもしれません。
とても奥が深く、アメリカの文化を知る事ができるサイトなので、ぜひ皆さん利用してみてください!
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