- キャンピングカーでよく聞くダンプステーションって何なの?
- そもそもどうやって使うものなの?
- ダンプステーションはどこにあるの?
アメリカでキャンピングカー旅行を楽しむ時に必ず使用する施設が「ダンプステーション」です。
「ダンプするステーション」って何なんだ?と名前だけ聞いてると、いまいちよくわかりません。
今回はアメリカのキャンピングカー旅行で必ず使用する、この「ダンプステーション」について詳しくご説明します。
本記事の内容
・ダンプステーションの使用用途をご説明します
・ダンプステーションの使い方をご説明します
・ダンプステーションがどこにあるかをご紹介します
【アメリカのキャンピングカー旅行】ダンプステーションとは?
「ダンプステーション」とは簡単に説明すると「キャンピングカーの給水と排水ができる施設」です。
名前だけを見ると「ゴミを捨てる場所かな?」と思いがちですが、実際に捨てるのは使った汚水です。
ですから「ダンプステーション」の意味は「汚水をダンプ(捨てる)施設」ということになります。
キャンピングカーで水を使用する場合は、2通りの使用方法があります。
1つは使用するキャンプサイト(キャンピングカーを駐車するスペース)に水道の蛇口が備え付けられていてキャンピングカーへ直接つなぐことができる場合。
これはウォーターフックアップと呼ばれます。
もう一つは、キャンピングカーの中で貯蓄しているタンク内の水を使用する場合です。
キャンピングカーの中には上水タンクと下水タンクがあります。
両方とも100リットルを超える量を貯めておく事ができます。
たくさんの水が貯蓄できると思いがちですが、タンクの水だけだと1日でほとんどの水を使用してしまいます。
「ダンプステーション」はこのタンクの水に対して威力を発揮します。
タンクの水が無くなってしまった場合に「ダンプステーション」で排水を行った上で、タンクに給水をする事でまた潤沢に水を使用する事ができます。
このように考えるとウォーターフックアップが無いキャンプサイトでは「ダンプステーション」が必須で、それが無いと給水ができない事となります。
ほとんどのキャンプ場には備え付けられていますが、中には用意していないキャンプ場もあるので必ず事前に確認しておきましょう。
【アメリカのキャンピングカー旅行】ダンプステーションの使い方
ここでは、実際に「ダンプステーション」の使用方法をご説明します。
先程もご説明した通りで、排水と給水を行うステーションなので作業する事は2つだけです。
①排水用のホースをキャンピングカーへつないで排水口へ排水を流す
②タンク用の給水口から水道水をタンクへ給水
たったこの2つだけです。
この2つだけなのですが細かく見ていくと非日常の作業なので初めは結構戸惑います。
百聞は一見にしかずなので写真を見る事で簡単にイメージが付きますので安心してください!
①排水用のホースをキャンピングカーへつないで排水口へ排水を流す
まずはダンプステーションをキャンプ場の中で探します。
このような地図表示と看板がありますので、ここが「ダンプステーション」です。
流れとしては「排水」⇒「給水」の順番です。
まずは排水溝が地面にこのような感じでありますので、キャンピングカーの排水パイプがなるべく近くなるように停車します。
排水用のホースをパイプと排水口へつないで2つの排水レバーを開放して排水します。
ここで注意したいのは排水レバーの開放順番です。
必ず「ブラックタンク(トイレ)」⇒「グレータンク(その他)」の順番で開放しましょう。
理由は簡単で、ブラックタンクはトイレの排水なのでそれを先に流してから、グレータンクの水でトイレの汚水を流し切ってしまう為です。
上が「ブラックタンク」の開放レバーです。
レバーが黒色です。
このキャンピングカーではグレーとは反対側のサイドについていました。
こちらが「グレータンク」の開放レバーです。
グレーのレバーの色になっています。
全て流しきったら排水レバーを閉めて排水用のホースを外します。
ダンプステーションによってはホースを洗う用の水道が用意されていますので、ホース内を綺麗に洗い流しておきましょう。
飲み水ではないので給水タンクにこの水を入れないように注意してください。
②タンク用の給水口から水道水をタンクへ給水
排水ポイントからキャンピングカー1台分ほど前に進めて、次は水道水を給水します。
給水は簡単で上水用のホースと水道につないで給水口へ水を満タンまで入れるだけです。
満タンになると水があふれて出てきますので、その様になるまで入れ続けましょう。
水はかなり入りますので5分ぐらい水を入れ続ける事になります。
注意したいのは間違えてウォーターフックアップ用の給水口につながないように気を付けましょう。
そこにつないでもいつまで経ってもタンクに水は入りません。
見分け方は表示と合わせて、ウォーターフックアップ用の給水口はねじ込み式でホースから水が漏れないような口になっています。
また、表示が水道とつなぐ場合の給水口は「City Water」。
タンクへ入れる給水口は「FRESH WATER」と書かれいています。
【アメリカのキャンピングカー旅行】 ダンプステーション設置場所
「ダンプステーション」は基本的にキャンプ場の出入り口付近に設置してある事が多いです。
キャンプ場によってはダンプステーションが無いところもありますので、必ず予約する前に確認しておきましょう。
宿泊者の利用は無料です。
ダンプステーションを利用するだけの場合は10ドル前後の使用料金が発生します。
キャンプ場は安いところだと20ドルくらいで利用できるので、なるべくキャンプ場に宿泊して利用したいですね。
場所によっては公共利用で無料の所もあるようですが、探して目的地から外れて移動することほど無駄な事ありませんのであまりお勧めしません。
計画を組む中でどうしてもダンプステーションが無い場合は、必ずその前後ではダンプステーションがあるキャンプ場を予約しておきましょう。
【アメリカのキャンピングカー旅行】ダンプステーション・まとめ
・「ダンプステーション」はキャンピングカーの排水と給水ポイント
・水は旅行でも最重要な資源の1つなので計画時に有無を確認しておこう
・排水はトイレ水(ブラック)が先でそのあとにその他の水(グレー)の順番
・給水はウォーターフックアップの給水口へ間違えて接続しないように気を付けよう
・宿泊者以外のダンプステーション利用は有料
アメリカのキャンピングカー旅行は非日常の連続なので、初めての経験をたくさんする事ができます。
大人になってからこんなにも「初体験」ができる事にはかなり感動します。
苦労した分達成感が得られますので、少しでもキャンピングカー旅行に興味があれば挑戦して欲しいと思います。
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