【10年住んで分かった事】アメリカ生活で変圧器はいる?いらない?

【10年住んで分かった事】アメリカ生活で変圧器はいる?いらない? アメリカ生活
  • アメリカで日本の家電を使うときは変圧器(トランス)必要?
  • 実際に壊れたことある?
  • なんとか安く手に入れたいんだけど・・・

アメリカ生活をこれから始めるあなたは、アメリカと日本では使用している電圧が違う事はご存知ですか?

使用する電圧というのはその国によって違いがありますので、電化製品はその国の電圧に対応した仕様となっているのです。

例えば200V(ボルト)の電圧の国で100V用に作られている電化製品を使用すると、どういうことが起こるのでしょうか。

簡単に言うと「壊れてしまう」わけですが、日本とアメリカの電圧はかなり近いので使えてしまうパターンもあります。

今回は、アメリカで日本の電化製品を使うとき変圧器(トランス)を使うべきかどうかを考えてみましょう。

本記事の内容
・アメリカと日本の電圧に違いについてご説明します
・変圧器(トランス)にどのような効果があるのかと必要性をご説明します
・変圧器(トランス)を上手に入手する方法をご紹介

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電圧・コンセント・ヘルツの違いについてご説明します

電圧・コンセント・ヘルツの違いについてご説明します

電圧というのは国によって違います。

簡単に説明すると、コンセントから放出される電気のパワーの違いです。

日本は100V-110V(ボルト)でアメリカは120V(ボルト)。

日本の100Vというのは実は世界的に見ても低電圧に設定されています。

これは省エネであると共に、間違って感電した時に人体への影響が少ない為だそうです。

アメリカの電圧が120Vなので近いですがやはり電圧の違いがありますね。

ただし、家電によってはユニバーサル対応といって100V~220Vまで全てに対応する家電もあります。

旅行で使うスマホ、パソコン、カメラ、ドライヤーなどは大体ユニバーサルです。

電圧・コンセント・ヘルツの違いについてご説明します

家電本体かコンセントプラグに必ず対応電圧が記載されています。

また、コンセントの形状は日本が2つ穴であるのに対して、アメリカで3つ穴となっています。

ですが、アメリカの3つ目の穴は使っても使わなくて問題ないので、日本のプラグがそのままアメリカで使える事となります。

アメリカの電化製品でも、2つのプラグしかないものもあるほどです。

電圧・コンセント・ヘルツの違いについてご説明します

最後にあまりみんなが気にしない周波数のヘルツ(Hz)は、日本とアメリカは同じです。

厳密に言うと日本は国内で50Hzと60Hzに分かれてしまっています。

アメリカでは60Hzに統一されています。

周波数とは電気が交流する周期です。

これも簡単に言えば、電気には波があってその波の大きさの違いです。

これが何に影響するかというと、例えばモーターなどの速度が変わったりしてしまいます。

時代の変化によって現在は、ほとんどの製品が周波数に影響されないように設計されています。

しかもアメリカと日本は同じ周波数なので全く気にする必要はありません。

変圧器(トランス)にどのような効果があるのかとその必要性

変圧器(トランス)にどのような効果があるのかとその必要性

変圧器(トランス)の機能は文字通り「電圧を変える」。

アメリカのコンセントから放出される120Vの電圧を100Vに下げて家電へ届ける機器です。

必要なのか必要でないのかといえばもちろん「必要」です。

日本の家電は基本的に100Vの電圧で動くように作られているので、120Vでは電圧が大きすぎます。

そうすると、何が起こるのかというと日本から持ってきた家電に負荷がかかります。

家電の立場から想像すると「予定している量よりも大きい量の電気が届く」のです。

最終的にこれに耐え切れなくなると回線が「ショート」して焦げたりして使えなくなってしますのです。

これが故障する原理です。

でも、意外に壊れないのも現実です。

変圧器(トランス)もたくさん持っているわけではないので、全ての日本の家電に使っているわけではないです。

その環境の中で実は壊れた事は一度もないですし、周りでも変圧器を使わないで壊れたという事を聞いた事がありません。

推測すると日本から持ってきた家電が「電圧」の負荷に耐えられるからだと考えます。

そもそも100Vと120Vという事で、電圧としては近似値。

その負荷は大した事がありません。

変圧器(トランス)にどのような効果があるのかとその必要性

そして、家電を作る側は簡単にショートしないように「安全率」を何倍にも考慮します。

家電が発火して火事にでもなろうものなら、大変な問題に発展し会社自体が潰れてしまうからです。

ですから20V程度は誤差の範囲内です。

ただ、壊れない保証はどこにもありませんのでそこは自己判断で変圧器(トランス)を使うか使わないかをしましょう。

僕は「炊飯器」だけは使用するようにしています。

変圧器(トランス)を上手に入手する方法

変圧器(トランス)を上手に入手する方法

これから変圧器(トランス)を調達しようとしているあなたは、中古を探してみてはいかがでしょうか?

変圧器自体は壊れやすい機器ではありませんので、10年前の物でも問題なく使用する事ができます。

僕が使っているのは15年以上前のものですが、それでも現役で問題なく使えます。

機能的に難しい製品ではないのでよっぽどのことが無い限り壊れるものではありません。

最低限必要な変圧器(トランス)は日本から用意しても、それ以外は現地で帰られる方から購入したりするのがおすすめです。

日本へ帰る方は今後使用する可能性が低いので、簡単に手放しますのでぜひ現地での中古調達を考えてみましょう。

アメリカ生活で変圧器はいる?いらない?・まとめ

まとめ

・日本は100V-110V(ボルト)でアメリカは120V(ボルト)
・日本のプラグがそのままアメリカで使える
・周波数なので全く気にする必要ない
・電圧の違いは軽微で安全率を考慮すれば使用可能(自己責任)
・変圧器は中古で買うにかぎる

初めてアメリカで生活する方は、電圧について結構ナイーブになると思います。

「使えてしまう」というのが基本にありますので、あまり心配しないで渡米してきてくださいね!

ちなみに、変圧器を使っていても壊れる事があります。

ですからあまり気にしない事です!

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