アメリカのレンタカーで注意する【へこみ・擦り傷・割れ】の確認

アメリカのレンタカーで注意する【へこみ・擦り傷・割れ】の確認 アメリカ生活
  • アメリカのレンタカーを返却する時に傷を発見される!
  • どういうルールなんですか?
  • 自己負担は発生する?

アメリカでレンタカーを借るときに車を傷つけたり、身に覚えがないのに傷がついていたり。

そんな経験はあまりしたくはありませんよね。

ですが、つい最近僕がそんな経験をしました。

そうなった時の流れはどうなるのか?

そして、どう対処すればよいのかという事をご説明したいと思います。

レンタカー会社にとって事故や破損という問題は日常茶飯事なので、とても淡々と流れ作業のように進んでいきますので、保険さえ入っていれば問題ないという事は事前にお伝えしておきます。

本記事の内容
・レンタカーの返却でトラブルにならない為にする事をご紹介します
・どんな流れて処理するのかをご説明します
・自己負担についてはどうなのか?をご説明します

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アメリカのレンタカーで注意する【へこみ・擦り傷・割れ】の確認

アメリカのレンタカーで注意する【へこみ・擦り傷・割れ】の確認

レンタカーを返却する時によくあるトラブルの第1位は間違いなく「ピックアップした時には気付かなかった傷やへこみなどのダメージの指摘」ではないでしょうか?

僕たち借りる側もチェックする貸す側も人間ですから、見落としてしまったりする事もあります。

100%これを防ぐ事は不可能です。

ですが違う方法でプロテクトしたり、なるべく起きないように努める事は出来ますので今回はその方法をご説明したいと思います。

①LDWやCDW保険に加入する

LDWやCDW保険に加入する

レンタカー会社の保険でLDW(ロス・ダメージ・ウェイーバー)という保険があります。

又はCDW(コリジョン・ダメージ・ウェイーバー)

これは1日15ドル〜25ドルくらいする保険です。(厳密には保険ではないのですが。)

これは文字通りなのですが「レンタカー会社が車の損害について借りた人への請求を放棄する」という保険です。

これは自責や他責を問わないので、見落としなどはもちろんの事、自責のダメージについてもレンタカー会社が面倒を見てくれます。

日本からの旅行者の場合は、後で揉めるのも嫌でしょうから入っておくべきです。

難点は値段です。

SLIなどのレンタカー保険に比べて一番高い保険です。

ただ一番適用される可能性が高い保険でもあるので、その分高くなるといえば当たり前なのかもしれません。

②ピックアップする際に写真を撮っておく

ピックアップする際に写真を撮っておく

レンタカー会社によっては「必ず出庫前に写真を撮ってください」という会社もあります。

最近はスマホが発達してどこでも写真が撮れるようになっているので、証拠として残しておきましょう。

気になるところは些細な部分でも写真を撮っておけば大丈夫です。

大抵の場合は自分が見つけ傷など全く確認しない場合が多いのですが、それでもルールには厳しい国なので、自己防衛の意味でも簡単にできる事なのでやっておきましょう。

③ガラスの割れは入念に確認

ガラスの割れは入念に確認

レンタカーを借りて自分で気づかないダメージで多いのが、飛び石などのガラスの割れです。

この「割れ」が厄介なのは、見た感じが汚れてに見えるものが実は割れで、運転すればするほどひびが大きくなっていく事です。

要するに初め借りる時は非常に見つけにくいのですが、帰る頃にはっきりとひび割れしているような場合があるという事です。

僕も実際に経験があって全く身に覚えがないのに「フロントガラスが割れている」と指摘を受けて返却する時に交渉した事もあります。

それからは、しっかりガラスは確認するようにしています。

④室内もしっかり確認

室内もしっかり確認

室内も暗い室内の駐車場では確認し難いのですが、最低限の確認はしておきましょう。

具体的にはシートの破れや汚れやダッシュボードのダメージなどです。

運が悪い僕は、座席のシートにも破れを借りた後で見つけた事があります。

自己責任といえばそれまでなのですが、嫌な思いで返却するまで過ごす事となりました。

幸い返却時に何も追求されなかったのでよかったのですが、借りる時に見ていないと言われてしまうと何も言えないのでしっかり見ておくようにしましょう。

⑤出庫前に必ず申告

出庫前に必ず申告

当然ですが見つけたダメージは必ずレンタカー会社を出る前に報告しておきましょう。

申告方法は僕が知る限り2通りあります。

1つはカウンターでもらうチェックシートに傷の部分を記入して報告する方法。

このパターンは出庫の際に出口に係員がいるので、その人にチェックシートを渡して確認してもらいます。

2つ目は自分のスマホで写真を撮って、返却時に指摘を受けた場合にのみ写真を見せる方法です。

どちらも大差ありませんが印象としては、係員がいるのはメジャーなレンタカー会社で「写真撮っといて系」はマイナーなレンタカー会社というイメージです。

【後揉めしない準備】
・LDW・CDWの保険に加入する
・スマホで写真を撮って自分を保護
・フロントガラスなどは入念に確認
・車内のシートなども見落としがち
・しっかり申告しておこう

アメリカのレンタカーで注意する【返却時ダメージが見つかった時の流れ】

アメリカのレンタカーで注意する【返却時ダメージが見つかった時の流れ】

自責や他責を問わずLDWに加入していない場合は、一般的に同じ流れに沿って処理する事になります。

レンタカー会社現地で発生する事

①交通事故の場合は警察に届けた届出番号(ファイルナンバー)と書類を提出
②返却時の担当者とダメージの確認を行う
③ダメージ報告のレポートを提出(インシデントレポート)

後日連絡後に対応する事

④連絡先を伝えてレンタカー会社からの連絡を待つ
⑤利用者の補償が発生する場合はレンタカー会社へ支払いを行う

実際起こる事はこの5つしかありません。

現地で発生する事は③までなので、大きな問題は発生しません。

アメリカのレンタカーで注意する【自己負担ってどうなるの?】

アメリカのレンタカーで注意する【自己負担ってどうなるの?】

前章の⑤まで発展するケースは、多少こすった程度だと実は請求をされずに終わるパターンが多かったりします。

確認者に見落とされる事すらあります。

また、へこみもレンタカー会社によっては直さないでそのまま使う事もあります。

ですから、見落とししたダメージ程度では大きな金額の請求に至る事は少ないです。

大きな事故を起こしてしまった場合でもレンタカー会社としては保険に加入しているので、レンタカー会社の保険がカバーする事になります。

そして、それで発生した損害をそのまま利用者へ請求する為、最終的な請求金額は分かりませんが大体の場合は、自己免責額($500-$2000)とレンタカー会社の機会損失($30-50/日)となります。

アメリカのレンタカーで注意する【へこみ・擦り傷・割れ】の確認・まとめ

アメリカのレンタカーで注意する【へこみ・擦り傷・割れ】の確認・まとめ

・レンタカーを借りる時は後揉めしない対策を
・返却時のダメージ処理は流れ作業
・自己負担は大きな事故でない限りは$500以下
・自己負担が発生しないケースも多い
・日本からの旅行者ならLDWはあった方がよい

レンタカー会社も毎日様々な問題が起きるのが当たり前なので、ルールに従ってサバサバと流れ作業のように処理していきます。

自分がやってないなら、明確にやっていないと伝えればそのままレポートも書かずに終わることもあります。

日本からの旅行の場合はせっかくの旅なのでLDWを支払う方が無難ですね。

レンタカーを利用する際の参考になれば幸いです!

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