- アメリカの水道水は飲めるの?
- 硬水だといわれているけど実際はどうなの?
- 自宅ではどうやって利用している?
アメリカに来てトータルで10年弱となりますので、アメリカの水についてはある程度詳しくなってきました。
初めてアメリカに来た時には、周りのみんなから進められるがまま水を購入したり水道水を使用したりしていました。
そもそもその頃は、軟水とか硬水といいう水の意味も知りませんでしたので、あまり気にしていなかったというのが正直なところです。
家族と一緒に生活をするようになってからは、少し気にするようになってフィルターを利用したり飲み水を購入したりしています。
今回は、アメリカの水道水の種類やどのように利用するべきかをご紹介します。
本記事の内容
・アメリカの水道水は飲めるのかどうかをご説明します
・アメリカの水道水の硬度についてご紹介します
・我が家での水道水利用方法をご紹介します。
アメリカの水道水は飲めるのかどうか?
日本と比べるとどうなのか?というところがポイントとなるのではないでしょうか。
その観点から答えると「ほとんど日本と変わらない状態で利用できる」と言えます。
要するに「飲む事が可能」です。
ただ、日本でもお茶を作ったりする時には煮沸をしたりしてそのまま使うことは少ないですよね?
それと同じ感覚です。
アメリカでも飲む為の水は「煮沸して利用する」もしくは「上水フィルターでろ過して利用する」などとしています。
料理や歯磨きなどででは水道水をそのまま利用します。
アメリカの水質基準は一般的には日本以上の品質と言われています。
ですから安全面においては大きな心配ないでしょう。
ですが、アメリカでは州やカウンティ―(郡)ごとで水質基準の規定が異なっている為、全てにおいて基準が高いかというとそうでもありません。
現在僕が住むオハイオ州では州内全ての水道水は飲む事が可能だとされています。
味は場所によって塩素濃度が高い場所もあり、あまり美味しいとは言えないことも。
水道水が安全であるとはいえ、我が家ではミネラルウォーターを購入して飲み水としています。
アメリカの水道水はそのまま使っても大丈夫なの?・硬度について
アメリカは一般的に水の硬度が高いといわれています。
ミネラルが多く含まれていて健康に良いと言えます。
ですが、髪の毛や肌には硬水はあまり良くないとも言われます。
水は、硬度120mg/lを上回るものを硬水、下回るものは軟水とWHOによって定義されています。
日本の水は軟水が多くまろやかで飲みやすい水です。
一方で、ヨーロッパ諸国の水は硬度が高く、マグネシウムやカルシウムが多く含まれて少し飲みにくいと感じるでしょう。
エビアンなど日本人にとって少し飲みにくいお水ですよね。
アメリカの水はというと国土が広いため、州によって水の硬度にもかなりの差があります。
ニューヨークやサンフランシスコなどの東海岸や西海岸は硬度60以下の軟水なのです。
しかし、中部や中西部は硬度180を超えるので完璧な硬水。
僕が住むオハイオ州は硬度250-400という完全な硬水なのです。
アメリカは広いので場所によって硬度が大きく違うという事が分かります。
アメリカの水道水は硬水?軟水?・我が家での水道水利用方法
先程ご紹介した通り僕が住むオハイオ州は硬度250-400という完全な硬水です。
ですから僕たち日本人にとっては少し馴染みが無い味です。
幸い我が家の水道水は塩素の匂いはそれほどしないので、硬度だけなければ美味しく頂けます。
基本的に口に入るお水は「ペットボトルの水」もしくは「ろ過器を通した水」を使用します。
ろ過する事で実は硬度は下がります。
なぜならろ過する過程で「ミネラル」も吸収されるからです。
どれ位下がるのかは分かりませんが「ペットボトルの水」は水道水のろ過水を購入していて、その水は硬度がほとんどゼロだと聞いています。
十分美味しく飲めるので我が家ではずっと同じスーパーのペットボトルの水を購入しています。
料理に使う水はBRITAというろ過ポットを購入していつも利用しています。
これで特に健康にも問題がない生活を送れています。
最後に洗濯やシャワーの水は水道水のまま使用しています。
シャワーの水を軟水に変える方法はこちらでご紹介します。
アメリカの水道水は硬水?軟水?そのまま使っても大丈夫?・まとめ
・アメリカの水は日本と同じように安全性が高い
・アメリカでは州やカウンティ―(郡)ごとで水質基準の規定が異なっている
・アメリカは硬水から軟水まで幅広い
・硬水はろ過する事でミネラルを吸収して硬度が下がる
・洗濯やシャワーの水は水道水のまま使用しています。
水は人間にとって最重要なものです。
僕も10年間深く考えずに水と付き合って来ましたが、これを機に一度水としっかりつき合っていきたいと思います。
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