【外国人には厳しい!】アメリカで飲酒運転するべきでない本当の理由

【外国人には厳しい!】アメリカで飲酒運転するべきでない本当の理由 アメリカ生活
  • アメリカって基準内だったら飲酒していいんだよね?
  • 捕まるとどうなっちゃうの?
  • 昔より厳しくなってるの?

アメリカは、日本よりも飲酒運転に対して取り締まりが緩いと言われています。

実際に、僕の同僚も少量程度ならお酒を飲んで飲酒運転で自宅へ帰ってしまうことがあります。

ルール上は、数値が規定内であれば飲酒をした後に運転しても問題は無い事となっています。

ですが僕たちのような外国人はなるべく飲酒をしない方が良いと一般的に言われています。

今回はどうして外国人は飲酒をしないほうが無難なのかと言う部分を掘り下げてご説明したいと思います。

本記事の内容
・法律上は基準値内の飲酒は認められている事実をご説明します
・それでも外国人は飲まない方が良いと言う理由をご説明します
・昔と比べてどうなのかという事をご説明します

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【外国人には厳しい!】アメリカで飲酒運転・多少なら飲んでいいの?

【外国人には厳しい!】アメリカで飲酒運転・多少なら飲んでいいの?

アメリカで運転免許を取得する際に勉強するのですが、基本的にはオッケーです。

BAC(Blood Alcohol Content)呼ばれる血中アルコール度数が0.08%以下であれば問題がないというルールになっています。

一般的には「息を吸って吐く」事で測定する「呼気検査」で血中のアルコール度数を計ります。

ということなのでアメリカ人の現地の人々の間でも、そのラインであるビールの2本程度なら飲んでも良いものだという認識になっています。

こちらでは飲酒運転の事をDUI(Driving Under the Influence)と略しますが、DUIで捕まってしまったケースをあまり聞く事はありません。

感覚としては20年程前の日本は、ほとんどの場合が酒気帯びで捕まっても見逃してもらっていたと言うような状況でしたが、感覚的にはそれに近いものがあります。

それに加えて基準値内であれば飲んで運転することが許される世界なので全般的には現在の日本に比べるとゆるいルール設定になっていると言えます。

アメリカで飲酒運転・それでも外国人は飲まない方がよい理由

アメリカで飲酒運転・それでも外国人は飲まない方がよい理由

このように緩いルールにはなっていますが、外国人の僕たちにとっては現在はリスクが非常に高くなっているので飲まない、もしくは多くてもビール1本程度に留めておくことが大切です。

1番大きな理由はDUIで警察に捕まってしまい刑が確定すると、ビザが自動的に失効するようになった事です。

厳密に言えば「I-94」と呼ばれる滞在許可期間まではアメリカに滞在することができますが、それを超えて滞在する事は許されずアメリカの国外へ出たタイミングでビザが失効すると言われています。

ビザをはく奪されてしまうのは外国人にとって最大のリスクといえます。

一般的に英語が得意ではない外国人に対しては、意思疎通も難しい事から警察も入念にDUIでは無いかどうかを確かめる場合があります。

ですから明確な数値が確認されて、少しでも基準値を上回っているとDUIとされてしまうこともあるようです。

信じたくはありませんが実際に有った話として、差別的にDUIと判断された事例を聞いた事があります。

シカゴの高速道路で警察に停められてビールを1本しか飲んでいないのにも関わらず「呼気検査」で0.08%の血中アルコールを計測されて、逮捕されてしまったというケースです。

警察とは「弁護士と相談する」「呼気検査は証拠に乏しいので病院で血中アルコール検査を受ける」などの交渉はできるのですが、実際にその時にそんな会話が冷静に出来ないかもしれません。

このように、外国人にとっては不利になる事は往々にしてある事です。

また、日本の感覚では「一本でも飲んで運転すれば飲酒運転」という感覚です。

日本の会社に勤める方にとっては「アメリカではビール一本は大丈夫」→「警察に捕まったらDUI認定」→「日本の会社でも飲酒運転認定」という流れとなると懲戒免職になる事も考えられます。

可能性は低いとはいってもこれで人生を棒に振ってしまう可能性もある事から注意したいです。

アメリカで飲酒運転・昔と比べてどうなのか?

アメリカで飲酒運転・昔と比べてどうなのか?

僕は2005年に初めてアメリカでの駐在を始めました。

この時の駐在員は、お酒が飲める駐在員はほとんどがビール2,3本は飲んで運転していました。

例外なく僕もその一人です。

それ以降も2010年位までは同じような感覚で、まさに「アメリカ人と同じ」感覚でお酒を飲んで運転していた時代です。

中には羽目を外し過ぎてしまい飲み過ぎて警察の御用になる方も多くいましたが、その頃はDUIとなってもビザをはく奪される事もありませんでした。

弁護士に高額ですが費用を払って最軽微の刑で完了するというのが流れでした。

費用的には2000~3000ドルほどかかると言われています。

費用は今でもこれくらいの費用で弁護士を雇う必要があるそうです。

その後は徐々に日本の会社に勤める駐在員は、日本のルールに準拠するようになりました。

ビザのはく奪は2015年位から始まったと記憶しています。

アメリカの飲酒運転は、日本人のビザホルダーにとってこのように移り変わっています。

今では基本的に飲酒運転をしない方がよく、最高でもビール1本程度に抑えておく事をおススメします。

アメリカで飲酒運転するべきでない本当の理由・まとめ

アメリカで飲酒運転するべきでない本当の理由・まとめ

・アメリカの飲酒運転(DUI)は重い刑罰となります
・アメリカの現地の人はビール1~2本くらいは飲んで運転している
・外国人はビザはく奪の可能性があるので極力飲まない方が良い
・ビール1本でもDUIとされて逮捕された人もいます
・昔は外国人も緩かったがそれは過去の事

過去には飲酒運転に対して大らかだった日本も、今は1本でも飲むと社会的に大変な制裁を受ける事となります。

アメリカでも昔よりは厳しくなって印象ですがまだまだ日本に比べると緩く感じます。

この狭間で生活する日本人にとっては、緩い方へ流されがちですが最悪のケースを想定して強い意志で飲まない選択をする事をおススメします!

今はUberやLyftなどの便利なサービスもあるのでぜひ利用するようにしましょう。

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