- 日本の家族カードのようなクレジットカードってあるの?
- 家族カードは作った方が良い?
- 主婦で収入が無くてもクレジットカードって作れるの?
アメリカでクレジットカードは生活に切っても切れない関係があります。
アメリカでは現金でものを買うことがほとんどありません。
財布の中にはいつも50ドル位しか入っておらず、それも使わなければ数ヶ月そのままという状態もあるほどです。
逆に言えば、それだけアメリカ国内はカード社会となっていて「クレジットカード」というカードを常に持ち歩いて使用するという世の中です。
ですから、クレジットカードの制度も日本とは全く違います。
上手にクレジットカードの制度を利用するとウエルカムポイントなどで「最低10万円分」はマイルやポイントでお得になります。
夫婦で合わせれば「最低20万円分」ですね。
アメリカで10年生活してきて、これを利用してこなかったのは本当にもったいない話です。
クレジットカードを作るだけでは意味が無いのと、頻度やタイミングを見ながら進める事が重要です。
今回は駐在員の本人の1馬力ではなく、奥さんのクレジットカードも個人で作って2馬力のウエルカムポイントをもらえるという事実をお伝えしたいと思います。
本記事の内容
・奥さんが個人のクレカを申請できる条件
・アメリカの家族カードが初めだけ重要な理由
・奥さんが個人のクレジットカードが持つ方法
奥さんが個人のクレジットカードを申請できる条件
大前提として奥さんが本人名義のクレジットカードを作るには、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が必要です。
これが無い場合は、残念ながら、本人名義のクレジットカードは作成できません。
ですから、まず初めに奥さんがSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を取得する所から始めるようにしましょう。
ビザによっては、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が取れない場合もありますのでご注意ください。
日本から駐在員の家族として来る場合は、ほとんどの奥さんが同じステータスでSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を持つ事ができます。
簡単に、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)について説明しておくと、これは「社会保障番号」といってアメリカの年金などの社会保障を受ける為に申請するものです。
近年の5年以内の駐在員にとっては、日米租税協定の関係でアメリカの年金は受け取れませんが「納税者」としてこのナンバーを取得する必要があります。
SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)は納税者を明確にするものでもあるので、様々な用途で本人確認や本人の信用確認に利用されます。
だから、クレジットカードの申請にもこの番号が必要になるのです。
ITINナンバーという納税だけに使えるナンバーもありますが、それではクレジットカードの申請はできませんので、必ずSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を取得しましょう。
アメリカの家族カードが初めだけ重要な理由
アメリカで家族カードは「Authorized user」という名前で運用されています。
夫などの所得がある者が承認するクレジットカードなので、責任は全て承認する側にあります。
これは日本の「家族カード」も同じですね。
このクレジットカードを奥さんが一枚保有しておくだけで、なんと駐在夫と同じクレジットスコアを持つ事ができるのです。
その為に家族カードを一枚保有しておくことが必須なのです。
期間は2ヶ月以上必要と言われています。
一般的にこれはクレジットスコアを早く上げる為の方法で、そもそも世帯の所得を夫婦合算で納税している場合は主婦も法律上クレジットカードを個人で持つ事が可能です。
これは2009年にオバマ政権が制定した通称「カード法」が2013年に改正されて主婦も世帯所得でクレジットカードを申請する事が認められるようになりました。
これと合わせて、駐在員の本人と同じクレジットスコアが得られれば、問題なく本人名義のクレジットカードが作れるという事です。
奥さんが個人のクレジットカードが持つ方法
では実際にクレジットカードを申請する手順と期間をご紹介します。
これまでの復習にもなりますから順を追って説明します。
①駐在員本人がアメリカのJALカード・ANAカードを申請
②SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を申請して受理される
③駐在員の本人が持つクレジットカードの「Authorized user」として家族カードを作成
④2か月~3ヶ月の期間このカードを利用(上限や下限はなし)
⑤本人名義のクレジットカードを申請する
重要になるのは所得者のクレジットスコアです。
アメリカのクレジットカードを作るには700以上のスコアが必要と言われています。
駐在員本人のクレジットスコアは必ず意識しておきましょう。
また、申請するクレジットカード会社によって大きく与信は異なります。
俗にいう5/24ルールなど、ややこしいルールはありますが、僕がおススメするのは「ヒルトンオーナーズ・アメリカンエクスプレス」です。
なぜなら単純に「審査が緩いから」です。
しかもこのカードなら年会費無料という事もあって、日本へ帰ってもカードを保持する事が可能です。
そしてこれは、アメリカのクレジットカードの最初の1枚に最適ですので、駐在員本人の初めてのカードとしても最も有効なカードの1つです。
はじめはアメリカのJALかANAのクレジットカードでクレジットスコアを貯めて、駐在員本人がこのカードを申請しておいて1枚作製。
その後に奥さんを自らが紹介するという方法を必ず取りましょう!
アメリカで奥さんが本人クレジットカードを作る方法・まとめ
・まずはSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が絶対に必要
・家族カード「Authorized user」は所得者である夫の紐づき
・法律上主婦や妻も所得者と同額のクレカ申請が可能
・クレジットスコア構築後の初めのカードはアメックスが審査緩くておススメ
・ヒルトンカード(アメックス)は年会無用でしかもポイントがゲットできる
クレジットカードの運用は、極めれば一週間程度の旅行の飛行機、ホテル、レンタカーなどが全て無料となってしまうほどの破壊力があります。
その為には奥さんもウエルカムボーナスをもらえるように個人クレジットカードをつくって「2馬力」を実現しましょう!
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