フルフックアップって何?アメリカのキャンピングカー旅行

フルフックアップって何?アメリカのキャンピングカー旅行キャンピングカー旅行
  • アメリカのキャンピングカー旅行のキャンプ場予約で値段の違いは何?
  • フルフックアップ(Full Hook-up)とかノーフックアップって何?
  • その他に珍しい設備はあるの?

アメリカのキャンピングカーの旅行は、普通の旅行と違ってちょっとした決心が必要です。

初めて経験する方が多いと思いますので、不安や期待が沢山あると思います。

僕が初めてキャンピングカーの旅行を体験する時も、いろいろな情報を調べで本番を迎えました。

今回のフックアップの設備については一度体験すれば簡単な事なのですが、キャンプ場の予約段階などでは、なかなか想像がつかない設備だったりします。

ですから、今回は写真などで分かりやすく説明をしたいと思います。

キャンプ場を予約する際の事前の知識として理解ができると嬉しく思います。

本記事の内容
・キャンピングカー旅行使うキャンプ場のフックアップ設備について解説します
・キャンプ場の設備による価格の違いをご説明します
・その他のキャンプ場設備について解説します

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フルフックアップ・ノーフックアップって?アメリカキャンピングカー旅行

フルフックアップ・ノーフックアップって?アメリカキャンピングカー旅行

フックアップというのはキャンプ場の設備の1つで、キャンピングカーへ直接つないで使用する電気や水道、排水の設備です。

設備といっても車を停める各キャンプエリアに、電源が取れるコンセントのタワーと水道の蛇口、排水の穴がついているだけなので、たいそう立派な設備というわけではありません。

そんな見た感じは大したことない設備ですが、やっぱり僕達は電気と水に依存していて、これが無いと生きていけないんだなと実感をする設備でもあります。

この安心感は半端なものではありません。

それでは実際に各フックアップの設備を見ていきましょう。

フックアップに必要なホースやコードは、レンタルする際にどこにあるのか必ず車確認の際に教えてもらえます。

教えてもらえない場合は、聞いておきましょう。

①電源のフックアップ(Electric Hook-up)

電源のフックアップ(Electric Hook-up)

電源のフックアップは写真のようなタワーにコンセントのが付いています。

雨などで漏電しないようにカバーもしっかりついていますのでキャンピングカーに付属しているコードを引っ張ってプラグを差し込みます。

発電機がついているキャンピングカーの場合は、発電機に配線がつながっている状態になっているので、発電機からプラグを抜いて、外のタワーへつなぐことになります。

タワーにはスイッチがついているものもあるので、プラグをつないだらスイッチもオンにしておきましょう!

②上水道のフックアップ(Water Hook-up)

上水道のフックアップ(Water Hook-up)

上水道のフックアップも写真を見てもらうと分かると思います。

キャンピングカーには上水用のホースが備え付けられています。

普段水やりに使うホースよりも少し細くて、ほとんどの場合「白」のホースです。

両端にリングが付いていてどちらも全く同じ構造をしています。

ですからどちらが水道側でどちらがキャンピングカー側でも構いません。

水道側もキャンピングカー側もねじ込み式になっているので、しっかりとねじって締めましょう。

ねじるのは手の力で十分です。

キャンピングカーへつなぐのはタンクへ注入する部分ではなく、「City Water」などと書かれているねじってホースをつなげられる部分となります。

③下水のフックアップ(Sewer Hook-up)

下水のフックアップ(Sewer Hook-up)

キャンプ場の予約する時の表示には、「Water Hook-up」とか「Water」としか書いてありませんが、必ず上下水は一緒についてきます。

その理由は、排水ができないとキャンピングカーのタンクに下水を貯める事になるので、結局水を使う量が限られてしまう為です。

それでは水道で水をつないでも自由に使えないので、全く意味が無くなってしまいますからね。

ですから、必ず上水と下水のフックアップは対になってついてきます。

下水のホースはかなり太めのホースで「青色」が基準となっています。上水が「白」で下水が「青」です。

太さも明らかに違うので間違えようはないので安心しくて下さい。

ホースは必ず隔離して保管してあります。

衛生的に良くないホースなので、ホースだけを保管する格納庫がキャンピングカーにはついています。

一番後ろのバンパーの中であったり、荷物置き場の近くに格納庫があります。

レンタルする時に必ず教えてくれるので心配は要りません。

このホースは先端がひねってロックが掛かるようなプラスチックのアダプターがついている方と、何もついていない方があります。

下水のフックアップは、ただ単にフタをされた穴があるだけなので、フタを開けて何もついていない先をつっこむだけです。

問題はキャンピングカーへの接続です。

接続方法は簡単なので心配はいりませんが、失敗して下水が漏れると大変な惨劇となります(笑)

なので、キャンピングカーへの接続は心して失敗しないように気を付けましょう!

まず、排水タンクは2つ「ブラックタンク」と「グレイタンク」があります。

名前にインパクトがありますが要は「ブラック=トイレ」・「グレイ=キッチン・シャワー」の排水です。

タンクは2つありますが、最終的な出口は1つのホースです。

なので1つのホースで問題ありません。

気を付けたいのは、排水の開閉レバーが2つある事です。

タンクが2つあるので当然開閉レバーも2つありますよね。

レバーがしっかり「閉」になっている事を確認して、ホースを接続しましょう。

プラスチックのアダプターをしっかりひねってロックしたことを確認して、ホースの先も下水の穴に入っている事も確認してくださいね。

そして開閉レバーを引いて「開」にします。

排水を流すのにも順番があるので注意してください。

レバーを「開」にして開放する順番は、「ブラック」→「グレイ」の順番です。

その理由は、ブラックの方が汚水なので先に放出してそのあとでグレイで流し出してた方が衛生的だからです。

フックアップ時にそこまで気にする必要はありませんが、ある程度下水が溜まっている時は必ずこの順番で排水しましょうね。

最後に下水に関しては、片付ける時に必ず開閉レバーをしっかりと閉めてください。

下水は一番注意が必要なフックアップですね(笑)

④フルフックアップ(電源+上下水のフックアップ)

フルフックアップ(電源+上下水のフックアップ)

①~③の全てのフックアップが備わっているところは、フルフックアップと呼ばれています。

フルフックアップでは、ホテルに宿泊するのとほとんど変わらない生活が送れます。

余談になりますが、フックアップで使用する場合と、タンクにある水を使用するのは一見違いが無いように思えますが、「水圧」が全く違います。

ポンプでくみ上げる水はやっぱり少し水圧が弱いので、感覚的に物足りない感じがしてしまいます。

予算に合わせてキャンプ場は選んで欲しいですが、たまにはフルフックアップを使ってほしいと思います。

キャンプ場の設備による価格の違い

キャンプ場の使用料は、フックアップの有り・無しやダンプステーション、シャワー、洗濯機の有無で変わってきます。

また、もう一つの価格の違いにその場所に対する価値のようなものも含まれます。

当然国立公園の中にあるようなキャンプ場は結構な場所的な価値がありますので費用はそれなりに高いです。

また、旅の途中の中間ポイントで休憩するのが目的のキャンプ場は比較的安い値段で借りる事ができます。

具体的には、このような価格帯になります。

①フルフックアップ有り   $35~$50くらい
②電気のみフックアップ有  $30~$45くらい
③フックアップ無し      $20~$35くらい
④主だった施設が無いエリア $5~$15くらい

主だった設備が無くて無人のキャンプ場なども存在します。

このようなキャンプ場は、お金を箱の中に自分で入れて泊まるセルフ式のキャンプ場になります。

人気のエリアでも、ハイシーズンで泊まる場所を予約していない人向けに駐車場を開放したする場合もあります。

ですができるだけ計画的に場所を選んで、快適なキャンピングカー生活を過ごして欲しいと思います。

その他のキャンプ場施設

その他のキャンプ場施設はこのようなものがあります。

①チェックインオフィス+売店
②トイレ
③シャワー
④ダンプステーション

この中で説明が必要なのはダンプステーションだと思います。

「ダンプステーション」とはキャンプサイトに、水道のフックアップが無い場合に排水と給水を行う事ができる施設です。

フックアップ設備が無い場合は、キッチンやシャワー、トレイで使う水を排水する事と、給水する事が必要になります。

それをまとめてできる場所を「ダンプステーション」と呼びます。

シャワーを使うと意識しながら使っても1日くらいしか使える水は無いので、できれば毎日給水・排水はしておきたいですね。

フックアップで使っている場合は、使用した最後にタンクへ給水しておけば大丈夫です。

豆知識としては、次のキャンプ場もフックアップがあるもしくはダンプステーションがあるなら、給水は必要ありません。

水は重量がありますから、無くても良いなら少なくすれば燃費が変わってきますのでガソリン代が削減できますよ!

キャンプ場選びも、フックアップの有無を1日おきなど、タイミングを考えながら計画できるといいですね!

フックアップの重要性は言葉ではなかなか伝わりません

フックアップの重要性は言葉ではなかなか伝わりません

いかがだったでしょうか。

僕の個人的な感想は「値段の差を考えるとあった方が便利」という結論です。

日々足していくと大きな費用差になるかもしれませんが、1日で見ると$10くらいしか変わらないなら便利な方がいいなという感じです。

無くてもテントでキャンプするよりも、ずいぶん良い生活なので、水だけ気してやりくりすれば大丈夫です。

ちなみに電気が無くても、冷蔵庫とガスレンジはガスがあるので使用できます。

電子レンジは電気がないと使えません。

フックアップの良さは、体験してみないとなかなか伝わらないと思いますが、少しはイメージがついたと感じられたら嬉しく思います。

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